ストレスによる身体症状が事件を解決した話

これは2018年のこと。

12年間という長い歳月を経て解決した事件のお話です。


2006年12月30日、生後11か月の乳児が意識不明で病院に搬送されました。

当時、母親は外出中で義理の父親が救急車を呼んでいます。

乳児は搬送されて約2か月後に「硬膜下血腫に基づく気管支肺炎」で亡くなりました。


司法解剖で骨折などが見受けられたが

父親の「こたつから落ちた」という主張で事件性を判断できず・・・ 


それから12年後…未解決事件の担当が再捜査を行い解剖資料の「胸腺の萎縮」に注目。

この事件で死亡した乳児の胸腺は、同世代の平均の5分の1ほどにまで縮んでいたそうです。

 胸腺は、心理的ストレスや栄養不足で萎縮します。

 虐待された子供の多くは胸腺が萎縮していたことが法医学でわかってきています。


この法医学の知見が、この乳児が日常的に虐待されていたことを証明し、義理父の逮捕の決め手となりました。


強いストレスは自律神経を乱れさせリンパ球の機能を低下させます。リンパ性の器官である胸腺が萎縮すると、ウイルスや細菌から身体も守れなくなるだけでなく、様々な障害を示します。

40代以降、加齢によっても胸腺は萎縮するため日頃からストレスを溜めないようにしましょう。  

(参考資料:日本経済新聞)


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